初めての伊勢路 歩き旅プラン

オリジナルプランでわがままに目一杯楽しもう!

2019年3月管理人は初めて熊野古道 歩き旅を体験しました。伊勢路は聖地から聖地を結ぶ巡礼道でありながら、周辺には記紀神話にまつわる場所も盛りだくさんで見所満載!せっかく訪れるのだからと欲張ってオリジナルプランを作成しました。伊勢路の歩き旅を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

初めての伊勢路 歩き旅は公共交通機関とレンタカーを利用したハイブリット旅です。

楽しい旅程表作り

管理人は都内に在住ですので、東京からの出発です。初めは伊勢から全行程歩き旅で踏破を目論んでいたのですが、調べるうちに峠を結ぶ街道は、ほとんど舗装路となっていることが判明。。舗装路を黙々と歩くのはちょっと苦手。。っということで、どうしても歩きたい道と公共交通機関+レンタカーを組み合わせたプランとしました。

本当は熊野市の有井から「本宮道」を進み「本宮→熊野川下り→速玉大社→那智大社」と進みたかったのですが、台風による道路閉鎖や諸々のタイミングが合わず断念し、新宮からはレンタカーを使いました。お陰で奈良県十津川村にある玉置神社まで足を延ばすことができました。

いつかは「本宮道コース」で全コース徒歩踏破を実現したいと思ってます。

行程:2019年3月24日(日)〜4月1日(月)
宿泊:8泊9日(内1泊は車中泊)
人数:女一人旅
旅費合計:¥74,000
*旅費は一部宿食を含んだ宿泊費と交通費の合計です。飲食費は1日平均¥2,000程度、宿泊は素泊まりで¥3,000〜¥7,000程度の宿を利用しています。
徒歩移動距離:1日平均15km

<1日目> 22:40 横浜シティエアターミナルから夜行バスで出発

<2日目>  8:55 伊勢市駅前着 宿に荷物を預けいざ市内観光スタート!
▷列車/二見浦 二見興玉神社 ▷列車/伊勢市 月夜見宮→下宮→内宮→おはらい町→猿田彦神社→月讀宮→倭姫宮→宿「伊勢のゲストハウス風見鶏」

*Google mapでは列車利用のルート作成ができないため列車利用ルートにズレがあります。

<3日目>
伊勢市駅▶︎バス/ 天の岩戸 ▶︎バス/川辺→佐美長神社→伊雜宮 ▷列車/滝原→瀧原宮 ▷列車/伊勢柏崎→大蓮寺→大皇神社→宿「紀勢荘」

*Google mapでは列車利用のルート作成ができないため列車利用ルートにズレがあります。

<4日目>
伊勢柏崎駅▷列車/梅ヶ谷→ツヅラト峠 ▶︎バス 馬越峠→天狗倉山→宿「アルベルゲ山帰来」

*Google mapに伊勢路のルートが表示されないため実際のルートとはズレがあります。

<5日目>
▶︎宿車/八鬼山登口 八鬼山→三木里 ▶︎宿車 飛鳥神社 三木里海岸→宿「三次屋」

*Google mapに伊勢路のルートが表示されないため実際のルートとはズレがあります。

<6日目>
三木里駅▷列車/波田須→大吹峠→松本峠→獅子岩→花の窟神社→産田神社 有井駅▷列車/新宮 ▶︎車 神内神社 ▶︎車 丸山千枚田 尾呂志神社→宿「mikan hotel」

<7日目>
▶︎車 玉置神社→玉置山 ▶︎車 大斎原→熊野本宮大社 ▶︎車 湯ノ峰温泉 ▶︎車 楊枝薬師 ▶︎車 熊野速玉大社 ▶︎車 神倉神社 ▶︎車返却→宿「長谷旅館」

<8日目>
阿須賀神社→新宮駅▷列車/那智→熊野三所大神社→補陀洛山寺→那智駅▶︎バス 大門坂→飛瀧神社→青岸渡寺→那智大社→宿「美滝山荘」

*Google mapでは列車利用のルート作成ができないため列車利用ルートにズレがあります。

<9日目>
那智山▶︎バス 紀伊勝浦 ▷列車 白浜 ▶︎バス 南紀白浜空港 13:15 羽田空港着

伊勢路歩き旅ダイジェスト版

ここからは、日を追って訪れた場所をダイジェスト版の画像でお届けします。伊勢神宮(外宮・内宮)と熊野三山以外は、本当に静かで人影もまばら。。神聖さと静謐さを思う存分味わうことができました。
*初日と最終日は移動日のため割愛しています。

<2日目 / 3.25 mon>

神宮参拝前に二見ヶ浦に向かって塩垢離にてお清め!
左から外宮本宮、土宮、多賀宮、風宮。荒御魂をお祀りする多賀宮は請願OKなので長蛇の列。
左から内宮本宮、荒祭宮、風日祈宮。改元直前とあって参拝者が多いですね。
左からおはらい町、月讀宮参道、倭姫宮。おはらい町の賑わいはすぐ近くの二社までは届かない。

<3日目 / 3.26 tue>

左から天の岩戸、佐美長神社、遙宮 伊雜宮。清らかで正しい空気を感じます。
左から遙宮 瀧原宮 御手洗場、伊勢柏崎にある花のお寺 大蓮寺のしだれ桜が見事でした。

<4日目 / 3.27 wed>

ツヅラト峠の頂上から一望する熊野灘と紀伊長島の街。伊勢路で初めて海を望む場所!
2つ目の峠は馬越峠。寄り道した天狗倉山(てんくらさん)から尾鷲の街が見渡せる。

<5日目 / 3.28 thu>

伊勢路最大の難所と謳われる八鬼山越え。大きな石がゴロゴロ。西国巡礼 前札所の荒神堂も。
白砂の三木里海岸と玉石垣の美しい飛鳥神社。ご神木の楠は樹齢1000年以上だそうな。

<6日目 / 3.29 fri>

大吹峠から大泊の浜を抜けて松本峠へ。峠によって石の積み方に違いがよくわかる。
獅子岩が吠える七里御浜に到着。花の窟神社、産田神社は伊邪那美命の落命の由緒が。。
ここからはレンタカーで。神内神社と丸山千枚田。桜がすっかり満開になりました。

<7日目 / 3.29 sat>

少し足を伸ばして十津川村の玉置神社に向かいます。どこまでも続く山並みが神々しい。
左から大斎原、熊野本宮大社、湯ノ峰温泉、熊野速玉大社、神倉神社のゴトビキ岩。

<8日 / 3.30 sun>

左から阿須賀神社、熊野三所大神社、補陀洛山寺。浄土を目指して渡海船が出航した場所。
左から大門坂、飛瀧神社、三重塔と那智滝、青岸渡寺、熊野那智大社

いかがでしたか。伊勢路の素晴らしさが少しでも伝えられたでしょうか。。
起点と終点の聖地も確かに素晴らしいのですが、紀伊半島には街道筋の神社に樹齢800年〜1000年超えと言われる巨木がゴロゴロあります。関東の人間にとっては驚くべきことです。そしてどこでも綺麗に清められているんです。生活の中に脈々とご神木を。。神様を。。敬う文化が息づいているのですね。。そんな発見ができたことが大きな収穫でした。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
思い立って実行したものの、図らずも桜の季節に遭遇し、美しい日本の原風景をたっぷりと堪能することができました。1週間も歩く旅を続け、本数の少ない公共交通機関にも慣れてきたかなっと思った頃に旅は終わり、南紀白浜空港から1時間で羽田空港に到着した時は、カルチャーショックで軽い目眩を覚えました。笑。
初めて歩き旅をすると、自分がどのくらい歩けるのか、距離だけでなく峠道だとどうなのかなど未知な事ばかりですよね。今回の旅は天気にも恵まれ、ほぼ計画通りに遂行できましたが、天気が崩れたり、疲れが抜けなかったりというアクシデントも大いに想定できます。可能であれば、予備日を準備してゆとりのある行程を組めることが理想ですよね。また、休憩時間や観光時間など時間の配分は人それぞれですので、そこでもタイムスケジュールは変わってきます。特に冬場は日が短いので注意が必要です。日のあるうちに宿に到着する行程が安心です。ご自身の体力に合わせて楽しめる旅程を作ってくださいね。

それでは、hasta luego!

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