まずは紀北町の峠を攻める
熊野古道 伊勢路は、紀勢本線と並行しているため、区切り打ちという何回かに区切って歩く方法が可能です。
2019年3月〜4月にかけて初めて訪れた伊勢路でスルーした峠が心残りで、早々に東紀州に舞い戻り区切り打ちを始めました。
5月に歩いた紀北町の峠の様子です。




2019年5月の時点では、伊勢路の峠制覇を目標としていたので、逆行コースに対して違和感を感じてなかったけど、伊勢路には、伊勢から熊野に向かう中で長い距離を克服する様々な仕掛けが施されていると知ってからは、近い将来通し打ちを決行せねばと心に誓うのでした。
尾鷲から熊野へ
次の区切り打ちは3ヵ月後。所用での訪鷲だし、酷暑真っ只中の8月だしなぁっと思いながらも、雨のため順延になった熊野大花火大会が開催されるとなれば、目指したくなるというもの。あわよくば、三木里から熊野市まで歩けないだろうか。。っと夜明けとともに歩き出す。。しかし。。



紀勢本線は、本数は少ないけど伊勢路歩きには心強い味方です。紀勢自動車道と国道42号線も平行しているので、汽車だけでなく車での区切り打ちにも最適です。古は海路が中心だったこのエリア。人の住む浦と浦を繋ぐ道が巡礼道となり、文明が発達しその周辺に鉄路と陸路が後付けされたのは近年になってからという辺境の地。海と山が接近し人の手が入るのを阻むこの地であったからこそ、暮らしを営む文化や風習が今尚残る希少な場所なのである。
それでは、hasta luego!