長く歩くにはシューズが大切だよね。。
管理人は、気候の良くなる春から初夏にかけて天気が良いとフラフラと散歩に出掛けたくなります。ちなみに管理人の散歩の定義は日帰りできる場所です。関東周辺では、高尾山や奥多摩、御岳山、秩父、大山、鎌倉などを好んで徘徊していました。気分は散歩ですからいたって軽装です。山道に入るとしっかりと装備を整えた方々と挨拶を交わしながらすれ違う度に一抹の罪悪感を覚えたものでした。
言い訳がましく付け加えると富士山に登った時は靴とザックは揃えました。夏でも頂上にはつららができるほどの気温ですから。。それなりに荷物が多いのです。
そんな、山散策をナメていた管理人ですが、歩き旅にはさすがにトレッキングシューズを購入しました。やはり長く歩くには断然楽チンで、スニーカーとは全然違います。加えて石畳の多い伊勢路の下りでは、グリップ力のあるシューズは頼りになります。ハイカットで足首をホールドするタイプだとより歩きやすく感じます。

厚手のトレッキングソックスが足への負担を和らげますので、シューズはワンサイズアップがポイントです。管理人は通常23cmですが、上記のシューズは23.5cmです。メーカーによって大きめだったり小さめだったり、サイズ表記もEUやUSだったりするので、cm換算の比較表などを調べて検討してくださいね。
初めて知ったトレッキングポールの威力
そして、今回の歩き旅で初めて導入したのがトレッキングポール!
I型グリップの2本セットです。有名メーカーやカーボン製の軽量のもの、コンパクトに収納できるもの、T型グリップなど様々あって迷いましたが、グリップがコルク製で滑らなそうな、それでいてお安いものにしました。

使い方もわからず、とりあえず用意していきましたが、驚くべきパフォーマンスを発揮してくれました。初めこそぎこちなかったものの1kmほど使用した頃には「キリンになったみたい〜〜」っと本気で思いました。笑。4足歩行の安定&安心感です。上りも下りもウソのように楽でした。ただし、ただグリップを握っているだけじゃあダメなんです。ループを手首に通してループごとグリップを握るとむちゃくちゃ安定します。まるで前足の延長です。本来は、路面や傾斜に合わせて長さを調節するらしいのですが、そこまでの必要は感じず(余裕がなく??)、本当に目からウロコの4足歩行体験でした。なにやら進化の過程を彷彿とする懐かしさを感じたような気もします。ちなみに、伊勢路では峠の登り口に地元の管理グループの方が用意したお手製の杖が置かれています。ありがたくこちらを使わせていただくことも一考です。

ウエアでもあったほうがいいもの。。
最近は、山ガールファッションもタウンユースになってますので、機能的なウエアをお持ちの方も多いと思いますが、ビギナーの方は何から何まで揃えていたら、出かける前に予算オーバーになってしまいますよね。。なんでもあるに越したことはないのですが、やはり優先順位があるかと思います。そこで管理人が考えるあったほうがいいウエア。
☆トレッキングソックス
☆コンプレッション or サポートタイプのレギンス
この2点は、歩き旅には必須です。翌日の疲労の蓄積が全く違います。
☆機能性素材の速乾インナー
実は伊勢路の宿は、洗濯機を貸してくれるところが多いです。速乾性のインナーだと夕方宿についてお風呂に入って洗濯すると部屋干しでも翌朝にはすっかり乾いていますので、多くの着替えは必要ありません。このことを出発前に知っていれば、着替えの枚数を減らせたと思っています。

荷物は少ないに越したことはない
歩き旅は、ベース基地(宿)を起点にする歩き方でない限り、ヤドカリのように荷物を背負って歩き続けます。当然、荷物は小さく軽いほうが負荷が少なくなります。管理人は、普段の暮らしでも荷物は極力少なくしたい人なので、ここは結構シビアです。初めての9日間の歩き旅(プランの記事はこちら)でも、16Lのデイパックで済ませました。このデイパックは出張でも使用していたOSPREY Meridian 60に付属しているデイパックでとても重宝しています。
用途を限定して必要なものを購入してしまうと、家の中が物で溢れかえってしまいますのでご注意くださいね。

そして、ちびっこの方はザックに固定するチェストバックです。ウェストポーチにもなりますのですぐに取り出したいものを収納します。荷物をコンパクトにするということは、速乾性や保温性など機能性に優れた薄手で軽いウエア選びにもつながりますね。
雨具はどうしよう。。
伊勢路は屋久島に次ぐ多雨地帯です。そして、伊勢路に限らず山の天気は変わりやすいものです。トレッキング用のレインスーツが最強ですが、歩く季節が冬でなければ、ザックを背負ったまますっぽりかぶれるポンチョが便利かなっと思います。ザックカバーと兼用できるし。。

そして大好きな便利もの
普段でも管理人はハンカチよりも手ぬぐい派です。木綿を注染で染め抜いた日本手拭いです。あっ機能性素材のトラベルタオルも否定しませんよ。好みの問題です。手ぬぐい1本あれば、温泉や銭湯に出会った時に躊躇せず入浴できるし、暑い時は濡らして首にかけたり、キャップから首の後ろに垂らして日除けにもなります。寒ければマフラー替わりにも、怪我をしたら包帯にもなります。そして何より乾きが早い。日本の誇るべき優れものです!

まとめ
伊勢路の歩き旅では、着替えなどの荷物の他に飲み物とお弁当の携行が必須です。コンビニなんてものには、なかなかお目にかかれません。集落があっても商店のないところもあります。トイレは結構充実しているのですが、商店率は一気に下がります。自販機を発見したら飲み物を補充するくらいの覚悟が必要です。お弁当は、食事付きの宿であれば相談に乗ってくれるところが多いです。無理な場合は、せめて買えそうな場所の目星を先につけておくことをお勧めします。
<その他管理人の持ち物>
スマホ、地図、熊よけの鈴、洗面道具、絆創膏、ウエットティッシュ、ポケットティッシュ、折り畳み傘、帽子、サブバッグ、保険証、サーモスの水筒。
<お好みに応じて>
虫除けスプレー、日焼け止め、常備薬、コンタクトレンズ、サングラス、化粧品、サンダル、非常食、カメラなど必要に応じて。
宿には、シャンプー類は常備されてますが、スキンケアアイテムはほとんどありません。また、クレジットカードが利用できないところが多いです。ある程度現金の用意が必要です。
☆峠歩きには「熊よけのベル」を必ず携行しましょう。伊勢路は気候が温暖なので、冬でも熊は冬眠しないと地元の方から伺いました。
ではでは、hasta pronto!